阿久根の自然といえば、やはり海のイメージが強いところだが、実は山側にも面白いスポットがある。丘の上のある番所が丘公園は、みんなもよく知っていて市民の遊び場の一つにもなっているが、もっと自然そのままが残ったまま、自然保護公園として残されている場所がある。
阿久根市鶴川内にある ”市民いこいの森”というところである。高松ダムに隣接するように広がる公園。ここは、一つの丘の中に自然の遊歩道があり、自然そのものが公園のようになっていて、たくさんの花や生物も存在するので、四季を感じながらのお散歩には最適の場所である。また、山頂には展望所もあって、なんとここから東シナ海を眺めることもできちゃうのだ。私は、ここでゆっくりとコーヒーを淹れて佇むのが楽しみの一つである。
昔は、自然青空教室の場
ここには、昔地元の子供達が自然に触れ合える場所として切り株で作られた小さな広場があって、ここで木の皮をはいで虫を観察したり、木のカトラリーを作ったり、動物のフンからどんな動物が生息しているか調べたりしていたそうだ。また復元できるよう少しずつ自然体験教室も実施しようと考え中である。余談だが、ここには日本ミツバチの巣箱も設置してあるので、ミツバチの観察も出来そうだ。

多様性にあふれる自然空間
またここは、自転車を乗り入れることも出来、ちょっとしたオフロードも楽しむことが出来る。実際私も、マウンテンバイクでショートオフロードを満喫している。(少しスリルがある方お勧めです)。可能ならば、車でマウンテンバイクを公園まで持ち込んで、園内をダウンヒルした後、ロードに出てオレンジロードまで走ることも出来る!!
阿久根のパワースポットとプチ登山
この歩道のなかに面白い見どころがある。丘の山頂付近とダム側の入り付近に大きな飛び出たような石がある。これは、陰陽石と呼ばれており、縁結びや子宝を授かる神の石とされている。高さは陰石15M、陽石4Mだが、円周で考えると20メートルの範囲に巨石が切り立っている。森林散歩の途中に是非、石を感じてもらいたい。

そして、このそばには、紫尾山系の鷹首山もある。標高268Mの低山であるが、山頂は360°見渡せることが出来るし、東屋もあるし、登山道も確保されているので、初心者の方でもゆっくり登ることが可能。山登りに興味のある方には、こちらにも足を延ばしてみるのもおすすめだ。


ここは、車のアクセスもしやすく、自然体験としてもアプローチしやすい場所なので、これからの秋のシーズンにお弁当を持ってのんびりと出かけてみては如何でしょう!

